能登地方応援 festoon proj

アルバム「漆黒」に挿絵を入れたものを販売させて頂きます！必要経費を差し引いた金額を輪島塗など能登地方に佇む民藝、文化継続のために寄付させて頂きます。

2014年に制作したアルバム「漆黒」は、ジャケットが黒一色です。中に入れた歌詞カードには小さな挿絵、盤には朱色で小さな文字を刻みました。このアルバムのタイトルは、日本の漆の黒の色に憧れ、つけました。漆黒のような淀みのない、強くて美しいうたが歌えるようになりたい…….とてつもない願いも込めて………、、漆（うるし）って、植物から抽出した液体で器やお箸をいろどり、人の生活を豊かにしてくれる自然からの恵みなんだなあ….と思い始めたきっかけは夏休みに家族で遊びに行った、輪島の朝市だったかと思います。両親が嬉しそうに輪島塗のあれこれを手にしたり、話しているのを聴いて「ふ〜ん….」と….なんかよくはわからないけど大人が嬉しくなるものなんだな、と認識した記憶があります。大人になり、漆塗りの工程だとか、その特徴だとか、ほんの少しだけれども知って、その歴史や受け継がれて来た文化にリスペクトの気持ちが芽生えました。

年初の地震、また夏の終わりには大雨...度重なる災害により、生活そのもの、また多くの能登の文化は続けることが大変になっています。何かを続ける、続く、って平常でさえ並大抵のことではないと思います。私はただただ自分の好きな、素晴らしいと思う文化が消えて欲しくない、何らかのカタチで続いたり発展したりして欲しいと思っています。

とても小さな試みですが、アルバム「漆黒」のジャケットにAsa自身が小さな挿絵を入れて、販売させて頂き、必要経費を差し引いた金額を輪島塗存続のための資金として寄付させてもらいたいと思いつきました。

挿絵なのか、絵？と呼べるしろものなのか？このシリーズ、中には笑える感じのものも出てくると思いますが、それぞれ１枚だけ。ていうか、同じものを描くような技術はないので、何となく奇跡的に？(笑)出来上がった雰囲気をお楽しみいただけたら嬉しいです。

Asa


漆黒〜shikkoku〜
1.蜘蛛の意図
2.ダンディーロマン
3.喝采
4.シラクサの野菜売り
5.カシミルな夜は何処に
6.ミモザ
7.愛してる
8.タワー、街降るなみ...
9.アナタニハルガマシマス

ピアノ樽栄嘉哉、ベース杉本智和と共に制作した、
Asafestoon の自信作。時を重ね、毒を変化させ表れる、日本の黒「漆黒」のように力強く艶やかで、深みのある作品に仕上がっています。